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パドレス移籍の西武・牧田へ同期・秋山の思い…「日本球界の指針になると思います」

2018年1月8日16時0分  スポーツ報知
  • 自主トレに励む西武・秋山。パドレス入団が決まった牧田にエールを送った

 同期の枠を越えたエールには、重みがあった。西武からポスティングシステムを利用し、米大リーグ移籍を目指していた西武・牧田和久投手(33)のパドレス入団が6日(日本時間7日)、合意に達した。これを受け、2010年ドラフト3位の秋山翔吾外野手(29)は、同2位のサブマリン右腕の挑戦を、こう分析した。「日本球界の指針になると思います」―。

 7年前の今頃。2人は「若獅子寮」に入寮し、新人合同自主トレでプロの第一歩を踏み出した。社会人の日本通運を経由し、4歳上の牧田に対して、秋山は「オールドルーキーと言われた牧さんがいて、僕らはまとまれた」と振り返り、存在の大きさに感謝する。

 1年目から先発、抑えとフル回転し、新人王を獲得。そんな牧田の登板時は、中堅から「頼もしさを感じて、守ってました」という。WBCなどの国際大会でも結果を残してきた。誇れる同期を応援する気持ちは当然のことながら、やはり打者心理がうずくのだろうか。希少価値の高いアンダースローに対して、メジャーの強打者たちの対応力にも強い関心を寄せる。「打たれることは望まないですけど…」と前置きした上で、熱っぽく言葉を並べた。

 「対戦を重ねていく中で、牧さんがこんな打たれ方をするんだとか、日本では見られなかったものが見られるかもしれないという興味はありますね。逆にこんな抑え方をするんだとか」

 7年間、レオの投手陣を支えてきた牧田が抜ける穴は大きい。そんな功労者を間近で見続けてきたからこそ、「あれだけやってきた人が活躍を求めて挑戦することは、球界にとっても、うれしいこと」とまで言えるのかもしれない。日本が誇るサブマリンの「指針」となる奮闘を、秋山は独特の目線で注目していく。(記者コラム・西武担当・今井 真之)

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