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1軍選手が全員参加!豪華少年野球教室で恩返し

2018年2月19日16時0分  スポーツ報知
  • 楽天・西巻

 楽天は、沖縄・金武(きん)町でのキャンプ中だった18日、町内の小学生を対象に野球教室を行った。ナインは練習を午前中で切り上げると、午後に約1時間みっちりと指導。参加した少年野球5チーム、120人の子供たちの目は輝いていた。

 驚くべきは、1軍の選手が全員参加したこと。球団関係者も「これは仙台でもなかなか出来ないことでしょうね」と話した。12年から練習の拠点として楽天は金武町を毎年訪れ野球教室は毎年行っており、今年から正式に2次キャンプ地にもなった。もちろん約2週間滞在する地元へのお返しの気持ちがあるとはいえ、あまりに豪華だ。岸やオコエがバットを握ってノックを打てば、則本や松井は子供たちと戯れ、ペゲーロはフルスイングを披露して大いに沸かせた。

 1年間の中のたった1時間。それでも子供にとっては夢のような時間だろう。そして金武町の子供は楽天パワーを力に変え、16年12月に行われ沖縄県新人軟式野球大会で地元・金武町中学校は見事優勝し、野球王国・沖縄の頂点になったという。13日の歓迎式では仲間町長も「楽天イーグルスの皆様のおかげであります」と感謝の言葉を口にしていた。

 今季は、小学生の時に楽天ジュニアに所属していた西巻賢二内野手(18)=仙台育英高=がドラフト6位で入団。同チーム初のプロ野球選手となった。ユースチームを持つサッカーに比べて野球では“自前選手”の育成は難しく、数も比べものにはならないくらい少ない。

 もちろんプロ野球の現システムにはそのよさがたくさんある。誰もが目指す高校野球の甲子園があって、ドキドキのドラフトもファンは注目する。野球教室の最後にあいさつをした銀次は言った。

 「みんなこれから楽天イーグルスに入れるように、たくさん練習して下さい」

 子供たちは目を輝かせて、何度もうなずいていた。プロ野球選手のこんな地道な活動が野球人気回復へのひとつのピースになるのかも知れない。(記者コラム・安藤 宏太)

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