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野球をしていて「うれしい」瞬間は数えるほど? ルーキーで4勝のドラ1田嶋の仕事観

2018年5月16日16時0分  スポーツ報知
  • プロ初勝利をあげ、福良監督(左)と笑顔で握手を交わす田嶋

 「野球やっていて、うれしかったのって、本当に久しぶりでしたね。あのときは、めちゃくちゃうれしかったです。プロ2勝目は…普通でした」

 そう、振り返ったのはオリックスのドラフト1位・田嶋大樹投手(21)だ。現在早くも4勝を挙げている即戦力左腕は、3月31日のデビュー戦、ソフトバンク戦(ヤフオクD)でのプロ初勝利をそう振り返った。プロ初勝利の味は、やはり格別なのだろう。しかし、聞いて引っかかったのはその前後。野球をしていて「うれしい」瞬間は数えるほどなのだろうか。

 そんな疑問を投げかけると、田嶋は即答した。「昔、ちっちゃい頃は楽しいとかありましたけど。今は、どうやって相手を抑えるかっていう仕事をしている感じです。楽しいとか、うれしい、って最近はプライベートでしか感じなかったですね」。

 考えてみれば、プロではルーキーだが、田嶋は社会人・JR東日本出身。高校卒業から4年近く、野球を仕事としてご飯を食べてきた。確固とした仕事観を持って、プロの世界に飛び込んできたようだ。

 「野球は仕事?」。そんな質問を、都城高出身の2年目の山本由伸投手(19)にもぶつけてみた。2年前まで高校球児だった彼は今、野球とどう向き合っているのか。「たしかに仕事かもしれないですけど…」と前置きをした上で言い切った。「でも、楽しむことは忘れないようにしたいんですよね。今までそうやってきたので」。マウンドでは最速154キロを繰り出す右腕は、19歳らしい笑顔でそう話した。

 野球でも、そうでなくても変わらない。仕事観はそれぞれだが、前向きに捉えて取り組む人たちが、成長し、結果を残していく。若い投手2人に、そんな大切なことを教えてもらった。(記者コラム・原島 海)

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