【BCリーグ】野球歴3年目の電気通信大3年・永井「成長見て」…福島新入団会見

スポーツ報知
岩村監督(後列左から3人目)とともに気合を入れる赤松(同2人目)ら新入団選手

 プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」の福島ホープスの新人右腕、永井健太投手(21)=電気通信大3年=が、プロでの飛躍を誓った。

 野球歴3年目という異色経歴の永井は4日に福島・郡山市内で行われた新入団選手会見で「小学生の頃に少し野球をやっていたが、中高は野球経験がない。伸びしろはあると思うので、成長を見てほしい」と意気込んだ。中学で剣道に取り組み、岐阜・大垣西高ではハンドボール部に所属した。「高校の時に野球部から誘われたけど、用具代などもあって結局入部できなかった」と振り返った。

 大学では念願かなって本格的に野球に取り組み、野球部にも入部した。電気通信大は東京新大学連盟3部に所属し、永井は昨年の春季リーグで3敗1セーブの成績を残した。ところが「よりいい環境に身を置きたくて挑戦した」と一念発起し、2月のBCリーグ合同トライアウトに参加。入団を勝ち取った。

 国立の理工系単科大の同大で、永井は史上初のプロ選手だ。4年生になる4月からは1年間休学して本腰を入れる。シーズンへ「72試合と長丁場は初めて。まずはけがなくやりたい」と抱負を語った。一風変わったルーキーの挑戦はまだ始まったばかりだ。(海老田 悦秀)

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