【BCリーグ】投手・古田敦也氏、捕手・伊藤智仁監督…元ヤクルト“逆バッテリー”で始球式

スポーツ報知
始球式の後、富山・伊藤監督(左)と笑顔で握手した古田氏

◆BCリーグ 富山2―1信濃(23日・県営富山)

 後期開幕戦が行われ、富山サンダーバーズが2―1で信濃を下し、白星スタートを切った。特別ゲストに元ヤクルト捕手で兼任監督も務めた古田敦也氏(52)が来場し、サイン会やトークショーで会場を盛り上げた。始球式では、元ヤクルト投手の伊藤智仁監督(47)が捕手となり“逆バッテリー”が実現。今季最多の1206人の観客が見守る中、力強い直球を披露した。古田氏は「マウンドから見下ろすのは気持ち良かった。バッターに『打て』と言ったのに遠慮したのかな」と笑顔を見せた。

 伊藤監督がヤクルト入団時、教育係となったのが、同部屋の古田氏だった。伊藤監督は「野村(克也)監督や古田さんにはプロとして、一から学んだ。僕の先生であり、野球の原点」と振り返る。富山の監督就任を打診された時には「日々、勉強になり、自分の幅が広がる。トライすべき」と古田氏の後押しもあり、就任を決意した。

 22日には一緒に食事をしながら、古田氏がアドバイス。伊藤監督に対し、監督経験もある古田氏は、打順の決め方や打者の細かな技術を伝授した。「打ち勝つ野球をしてほしい。優勝したらビールかけ用のビールを送ります」と古田氏。後期優勝に向け、歓喜の瞬間を心待ちにする。(中田 康博)

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