星稜、巨人ドラ4・北村から寄贈のトレーニングマシンで全身強化役立てる

2018年1月28日8時0分  スポーツ報知
  • 星稜OBで巨人ドラフト4位の北村から寄贈されたエルゴメーターで練習する竹谷主将

 第90回センバツ高校野球(3月23日開幕、甲子園)で13年ぶり12度目の出場を決めた星稜(石川)は出場校発表から一夜明けた27日、実戦練習を開始した。今冬は、OBの巨人ドラフト4位・北村拓己内野手(22)=亜大=から寄贈されたトレーニングマシン「エルゴメーター」を徹底活用。筋力、持久力、精神力を強化し、大一番に挑む。富山商(富山)の4番・石橋航太中堅手(2年)は、速球派右腕としても期待され、「甲子園で投げたい」と意欲的。春は初出場となる日本航空石川(石川)の主砲・上田優弥左翼手(2年)は、甲子園初本塁打を目標に掲げた。

 センバツ出場決定から一夜明け、星稜はバントや走塁などの実戦練習をスタートした。林和成監督(42)は「出場が決まり、選手のモチベーションも上がっている。これからは、確実に1点を取る野球をするための練習を増やしていきたい」と決意を新たにした。

 センバツを見据えた今冬は「強く、力強く」をスローガンに掲げた。指揮官は「見た目的な力強さ、ボールを投げる、バットを振る強さ。そして精神的な強さ。いろんな強さが、全国で勝つためには必要」とナインに求めた。

 最も注力したのが、ボート競技用のトレーニングマシン「エルゴメーター」での全身強化だ。巨人からドラフト4位で指名された北村から、最新マシンが2台寄贈された。ナインは500メートルを1セットとし、曜日ごとに設定されたセット数(3~12)を連日こなした。

 投打の主軸である竹谷理央主将(2年)は「水曜日は12セットなので、終わった後は全身に力が入らず、階段も下りられなかった」と苦笑しながらも、「背中や下半身など全身の筋力が強くなったし、投打に生きてくる。本当にきついが、持久力、メンタルも鍛えられた」と効果を実感する。

 年末年始には、北村ほか、楽天・島内宏明外野手(27)らプロで活躍するOBが、自主トレで室内練習場を使用。最速146キロ右腕の奥川恭伸(1年)はプロの練習を目の当たりで見学し「キャッチボールに取り組む姿勢から真剣で、球の伸びも全然違った。すごいと思った」と刺激を受けた。星稜野球部の歴史を築いてきた先輩から物心両面の激励を受けたナインが、「強く、力強く」成長してセンバツに臨む。(勝田 成紀)

 ◆エルゴメーター もともとはボート選手の漕(そう)力を測定するための器具だが、全身の筋肉を使うため、最近は他競技のトレーニングにも使用される。林監督は「背中や大腿四頭筋(太もも)の前部など、全身が鍛えられる。筋力も持久力を一度に鍛えることも出来る」とその効果を語る。星稜では1セット(500メートル)1分45秒以内がノルマ。南保良太郎内野手(2年)は「最初は2分以上かかったが、今では1分35秒で漕げるようになった」という。

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