黒田博樹氏、100回目の夏に“登板” 節目の大阪大会始球式にオファー

2018年1月31日5時0分  スポーツ報知
  • 秋季近畿大会決勝の天理戦で投げる上宮時代の黒田(1991年)【左】ヤンキース時代の黒田(2014年)
  • 京セラドームで行われた2015年の高校野球大阪大会の開会式

 大阪府高野連が、今夏の第100回全国高校野球選手権記念大阪大会の始球式を、広島や米大リーグで活躍した黒田博樹氏(42)にオファーしていることが30日、分かった。関係者は「(黒田氏の)日程が合えば。実現できればうれしい」と、ビッグネームの招へいに向けて準備を進めていることを認めた。

 大阪大会の始球式はこれまでは当時の大阪府知事や地元の小学生が務めることが多かった。他地区も含めて、地方大会の始球式に元プロ野球選手が“登板”することになれば異例だ。

 黒田氏は上宮高(大阪)時代は3番手の控え投手だった。2年秋の近畿大会で準優勝したが、部内の不祥事で翌年のセンバツを辞退。3年夏も甲子園出場の夢はかなえられなかった。だが、卒業後に専大で頭角を現し、96年ドラフト2位で広島入り。ドジャース、ヤンキースとメジャーの名門球団でもプレーし、16年に引退するまで日米通算203勝(184敗1セーブ)を挙げた。高校時代は無名でも、その後の努力で超一流選手となった。その生きざまは、将来の野球界や社会を担う高校球児にとって、お手本と言える。

 今夏は第100回の節目で大阪からは2校が出場する。1998年の80回、2008年の90回記念大会と同様に「北・南」の地区割りで開催されるが、開会式は例年通り合同開催の予定。都道府県別最多の夏の甲子園優勝12回と高校野球界をリードしてきた大阪の100回目の夏が、黒田氏の“第一球”から始まるかもしれない。

 ◆甲子園不出場の主な元大阪高校球児

 ▼江夏豊(大院大高→阪神など)1年夏からエース。3年夏は準決勝で桜塚に0―1で敗れた。プロ通算206勝158敗193セーブ。68年の401奪三振は現在もプロ野球記録。

 ▼野茂英雄(成城工=現成城→新日鉄堺→近鉄など)2年夏に完全試合。3年夏は5回戦進出。トルネード投法で日米通算201勝。メジャーリーガーの先駆者。

 ▼今中慎二(大阪桐蔭→中日)当時校名・大産大大東校1年秋に準々決勝で立浪のいたPL学園に敗れた。3年夏は初戦敗退。93年に沢村賞、最優秀投手などのタイトルを獲得。通算91勝69敗5セーブ。

 ▼上原浩治(東海大仰星→大体大→巨人など)高校では建山義紀(日本ハムなど)の控え投手。“雑草魂”で日米通算134勝88敗128セーブ。

 ▼中村剛也(大阪桐蔭→西武)高校通算83本塁打。3年夏の大阪府大会で6本塁打を放ったが、決勝で上宮太子に敗れた。本塁打王6度は王貞治の15度、野村克也の9度に次ぐ3人目。通算357本塁打の“おかわり君”。

 ■夏の甲子園大会への元プロ選手の参加

 ▼第90回(2008年) 中西太氏(高松一→西鉄)、板東英二氏(徳島商→中日)、桑田真澄氏(PL学園→巨人など=スポーツ報知評論家)ら11人が高校時代のユニホーム姿で開会式に登場。

 ▼第97回(15年) 大会創設100年を記念し、王貞治氏(早実→巨人)が、プロ野球経験者では初めて始球式を務めた。

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