静岡「6点取る打線」完成!エース不在を攻撃力でカバー「5失点までOK」

2018年2月2日7時40分  スポーツ報知
  • 新たな目標に向かって走り出している静高ナイン

 第90回全国高校センバツ野球大会(3月23日開幕、甲子園)に静岡高が2年連続で出場する。昨秋は3年ぶりの県制覇、東海2連覇、神宮大会4強と、輝かしい成績を残したが、公式戦13勝のうち逆転勝ちが6試合ある。そんなチームの粘り強さの秘密を探る。

 今季の静高の勝負強さは飛び抜けている。夏の県王者・藤枝明誠との中部準決勝では、1点をリードされた直後に小林晃輝が同点アーチ。さらに代打・梅林浩大(ともに2年)の三塁打を足がかりに勝ち越した。県大会初戦は名門・掛川西に3点を先行されたが、中盤に逆転。常葉大菊川との決勝も、山本貫太(2年)の逆転2ランなどで、最大4点差を引っ繰り返した。

 昨年の144キロ左腕・池谷蒼大のような、絶対的なエースは不在。新チームは打撃を武器にするべく練習してきた。「5失点まではOK。6点取る打線にしよう」と栗林俊輔監督(45)はナインに話していたが、その言葉通りのチームができあがった。昨年のセンバツ出場時の公式戦本塁打は1本だけだったが、今年は7本を数える。東海決勝も初回に本塁打2発で3点を失いながらも6―5。練習試合を含め、今季40戦無敗だった東邦に土をつけた。

 この強さの秘密を黒岩陽介主将(2年)は「全員がそれぞれの役割を果たしている」と分析する。個性豊かなメンバーが各自の長所を出し合い、お互いをサポート。リードを許しても、ベンチで山本が先頭に立って大声を出し、雰囲気を盛り上げる。1年秋から4番を務める成瀬和人(2年)は「うちは攻撃力が持ち味なので、元気がないとダメでしょう」と笑う。

 もちろん満足はしていない。「春は他校の打線も上がってくる。うちももっとレベルアップしないと」。主将の目は本番を見据えている。(里見 祐司)

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