日本航空石川・大橋、150キロ出し大阪桐蔭・根尾抑える

スポーツ報知
フォームの安定に取り組む日本航空石川・大橋

 センバツ甲子園(3月23日開幕)に初出場する日本航空石川の2年生右腕・大橋修人が、球速150キロに意欲を見せた。昨夏の甲子園では、優勝した花咲徳栄(埼玉)との2回戦に救援で初登板。自己最速となる145キロを計測した。「1球1球に大歓声が沸いて、甲子園は最高だと思った。145キロという数字が出て、甲子園で150キロを投げたい気持ちが強くなった」

 昨秋の神宮大会では1回戦の日大三(東京)戦で5回2失点、2回戦の静岡戦で5回2/3を2失点とそれぞれ好救援。それでも「フォームがバラバラだった。(体の)開きが早すぎた」と反省。中村隆監督(33)は「大橋が入学した時に『150キロを目指そう』と言った」と期待しつつ、「フォームが安定しないと球速も出ない」と指摘した。

 冬場は例年以上の大雪の影響で、ブルペンに入る機会が制限されたこともあり、大橋はネットスローやシャドーピッチングで地道にフォームを固めた。指揮官の助言を受けたり、動画でエンゼルス・大谷やソフトバンク・千賀のフォームも研究。「徐々に良くなってきている。早く実戦で投げたい」と手応えを口にした。

 岐阜中央ボーイズ時代には、同じ岐阜の飛騨高山ボーイズでプレーしていた大阪桐蔭・根尾昂(あきら)投手兼遊撃手(2年)と対戦。今センバツNO1の注目選手に対し「打たれた記憶が強い。全国の舞台で抑えたい」と、リベンジを熱望した。

 高校ではまだ背番号1をつけていない。「センバツは背番号1でマウンドに立つために、来月からの練習試合で結果を残す」。2年生左腕の杉本壮志、1年生右腕の重吉翼とのエース争いを制し、“聖地”に向かう。(竹内 竜也)

 ◆大橋 修人(おおはし・しゅうと)2000年7月13日、岐阜・羽島市生まれ。17歳。小熊小3年から小熊ヤンキースで野球を始め、羽島中では岐阜中央ボーイズでプレー。日本航空石川では1年秋からベンチ入り。右投右打。176センチ、76キロ。血液型B。趣味は読書と音楽鑑賞。最近面白かった本は山田悠介氏の「僕はロボットごしの君に恋をする」

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