13年ぶりセンバツの星稜、昨年11月以来の屋外練習で快音…亜大グラウンドで合宿

スポーツ報知
二遊間の連係プレーを見せる東海林(右)と河井

 センバツ甲子園(3月23日開幕)に出場する北信越代表の星稜(石川)が24、25日の2日間、東京・西多摩郡の亜大グラウンドで合宿を行った。金沢市の同校グラウンドは雪に覆われたままで使用できず、星稜ナインにとっては昨年11月以来3か月ぶりの屋外練習となった。

 センバツ開幕まで1か月足らず。室内練習場の限られたスペースで積み重ねてきたナインが、グラウンドを駆け回った。冬シーズンの練習の成果は、打撃練習で証明された。両翼95メートルの甲子園より広い両翼105メートルのグラウンドで、高校通算18本塁打の主砲・竹谷理央主将(2年)は10発以上のサク越えを披露。「軽く打っても、打ち損じても、打球が伸びていった。パワーがついたと実感できた。後はトップの位置からの振り出しなど細かいところを修正すれば、結果はついてくる」と手応えを語った。

 授業があるため、合宿はわずか2日間。早朝5時から始動し、室内ではできなかった内外野の連係プレーなどにも時間を割いた。林和成監督(42)は「屋外でやりたかったことは一通りできた。この3か月、外で練習できないストレスもあったが、のびのびプレーできていた。収穫は大きい」と話した。竹谷も「外で野球ができて気持ちがよかった。内容の濃い練習になった」と振り返った。

 25日の練習後には、バスで約7時間かけて金沢市へと戻った。次に屋外で野球ができるのは、3月8~11日の和歌山遠征となる。雪国のハンデはあるが、最大限の努力を重ねて、13年ぶりのセンバツに臨む。

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