日大山形、一塁サバイバル過熱 ランチ特打に1年・鹿野を指名

スポーツ報知
3番・一塁で紅白戦に出場した鹿野

 第90回記念センバツ高校野球(3月23日から13日間、甲子園)に出場する日大山形(山形)が25日、宮城・角田市内のグラウンドで練習を行った。山形市内の同校グラウンドは積雪のため、福島・郡山市内のグラウンドを使った24日に続き、土の上で練習を実施。3月5日からの宮崎合宿参加メンバー選考も兼ねた紅白戦で、チーム間競争が勃発した。

 センバツに向けた最初の“サバイバル”だ。午前、午後と行われたイニング限定の紅白戦。土の上でプレーするのは今年これで3日目だが、荒木準也監督(46)が「いい練習ができた」と振り返るほど、選手たちははつらつとアピールした。

 宮崎合宿メンバーの28人に加え、「昨秋から空いているポジション」(荒木監督)の一塁手争いもし烈だ。昨秋先発経験のある吉岡俊英や榎本陸人(ともに2年)もいるが、この日注目されたのは3番・一塁で紅白戦に出場した鹿野航生(1年)。午前の試合では3打数無安打だったが、昼食時に特打をする3人に指名され、指揮官が打撃投手を務めるなか約40分間打ち込んだ。身長173センチと体は大きくないがパンチ力のある鹿野は、「期待に応えられるよう、自分を追い込んで練習していきたい」と意欲。26日には合宿メンバー28人を発表。甲子園ベンチ入りを目指す争いは、さらに激しさを増す。(有吉 広紀)

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