日大山形・竹田、先頭打者弾含む2戦8打数4安打

スポーツ報知
宇治山田商戦で先頭打者弾など2戦合計8打数4安打と活躍した日大山形・竹田

◆練習試合 日大山形4―5興国、宇治山田商1―2日大山形(17日、興国高グラウンド)

 23日開幕の第90回記念センバツ高校野球(甲子園)に出場する日大山形が17日、大阪・枚方市の興国高グラウンドで興国、宇治山田商(三重)と練習試合を行い、興国には4―5で敗れたが、宇治山田商には2―1で勝利。「1番・左翼」で2試合フル出場した竹田空良(そら、3年)が宇治山田商戦で右越えの先頭打者弾を放つなど、2戦で8打数4安打と大暴れした。

 36年ぶり4度目のセンバツを目前にして竹田の勢いが止まらない。165センチ、57キロと小柄なリードオフマンは、宇治山田商戦の第1打席、相手左腕のインコース高めの直球を迷わず振り抜き、右越えの先制弾。大会第3日の2回戦で対戦する智弁学園(奈良)のエース伊原陵人(たかと、3年)も左腕だけに「本塁打は気持ちいい。いい練習ができた」と満面の笑みを浮かべた。

 右手甲の骨折などで中学3年と高校1年の夏に2度手術。50メートル5秒7の俊足が売りだったが、昨秋まで高校での本塁打はゼロ。けがなく迎えた今オフ、多い日は一日1000スイングをこなすなど、打撃を強化した。8日の練習試合解禁後は5試合で21打数10安打3本塁打と大きく成長した。「今は調子がいい。甲子園でも結果を残したい」と自らのバットでチームを勢いづかせる。(遠藤 洋之)

 〇…宇治山田商戦で中坪豪汰投手(3年)が7安打1失点で完投。中学時代は横浜瀬谷ボーイズで捕手ながら、最速138キロを誇る右腕は8奪三振1四球と安定した投球が光った。昨秋は県大会準決勝・酒田南戦(3―7)で1/3回2失点のみの登板。当時、背番号1だった田中涼大投手(3年)は左肩の故障でベンチから外れただけに「気持ちの強さは負けない。全力をぶつけたい」と闘志を燃やした。

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