膳所、女子部員データ班がプラカード担当に抜てき…23日開会式

スポーツ報知
女子部員の高見遥香

 第90回記念センバツ高校野球大会(23日から13日間・甲子園)の甲子園練習が18日に始まり、春夏通じて初出場の乙訓(おとくに、京都)など5校が参加した。21世紀枠の膳所(ぜぜ、滋賀)はデータ班の女子部員、高見遥香(2年)が開会式でプラカードを持つことが決まった。甲子園練習は20日まで行われる。

 出場校中、最も有名な女子部員が膳所のプラカード担当に抜てきされた。その高校の生徒なら、誰でも開会式でプラカードを持つのは可能だ。この日は別行動だった高見の起用について、清水雄介部長(25)は「21世紀枠の選出で、部員としてすごく力になってくれた」と明かした。昨春に野津風太(2年)とともにデータ班として入部。公式戦などで相手の打球傾向などを調べてパソコンに入力する。データ共有アプリの完成を急いでおり、大会中は帯同せず、2人は自宅などで第2日に対戦する日本航空石川の分析に励んでいる。

 この日の甲子園練習は26人で行い、人数が少ないため清水部長が自ら打撃投手を務めた。静岡の選手から「体が大きい選手がいるな~」と間違えられ、“影武者”作戦も成功した。上品充朗監督(48)は「歯を食いしばってついていく」と、大金星での甲子園初勝利を見据えた。(伊井 亮一)

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