【センバツ】瀬戸内・新保が選手宣誓「ゲームセットの瞬間までベストを尽くし…」 

スポーツ報知
開会式で選手宣誓を行う瀬戸内・新保主将(カメラ・義村 治子)

センバツ高校野球 開会式(23日・甲子園)

 第90回記念センバツ高校野球が、23日に阪神甲子園球場で開幕した。開会式では瀬戸内高・新保利於(しんぽ・りお)主将(3年)が選手宣誓を行った。周囲への「感謝」をテーマに48秒間、堂々とした宣誓を披露。見事に大役を終え「緊張しました。しっかりとした宣誓をした自信はあります。ほっとしています。感謝の気持ちを伝えられたかな」と胸をなでおろした。

 もともと人前で話すのが得意ではなく、抽選会で宣誓役を引き当てた際には「うわ、引いてしまった」と思ったという。チームメートを前に300回近く練習を積んできたが「喋るのが早かったり、かんだり詰まったりしてしまうことが多かった」とほとんどうまくできたことがなかった。

 しかし本番では勝負強さを発揮し、一度も詰まることなく最後まで言い切った。チームメートにも笑顔で迎えられ「100点です。宣誓をして自分を成長させてもらった。感謝です」と振り返った。新保主将率いる瀬戸内高は27年ぶり3回目の出場で、大会初日の23日・第3試合で明秀学園日立(茨城)と対戦する。目前に迫った初戦に向けて新保は「しっかりした準備をしてきました。瀬戸内の野球をして1戦1戦必死にやります」と力を込めた。

 新保主将の選手宣誓全文「宣誓 我々選手一同は、第90回という記念すべき大会に参加できることを喜ばしく思います。そしていつも応援してくださっている学校関係者、大切な家族、友人、そしてチームメートの支えに感謝しています。この甲子園では3989校の代表として大好きな野球ができることに感謝し、ゲームセットの瞬間までベストを尽くし、感動を与えられるようなプレーをすることを誓います。平成30年3月23日、選手代表 瀬戸内高校野球部主将 新保利於」

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