【センバツ】1試合4発男の瀬戸内・門叶は不発。逆転負けに号泣

スポーツ報知
明秀日立に敗れ、肩を落として引き上げる(左から)長谷川監督、浴本、新保主将ら瀬戸内ナイン

◆第90回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 明秀日立(茨城)4─ 3瀬戸内(広島)(23日・甲子園)

 昨秋の中国大会1回戦(米子松蔭)で1試合4本塁打を放った瀬戸内(広島)の門叶(とがの)直己外野手(3年)は4打数1安打に終わった。3―4の9回2死三塁の一打同点のチャンスでは初球のボール球に手を出して二飛に倒れ、最後の打者となった。試合後は座り込んで帽子を顔で覆って号泣した。

 「決めてやるという欲を出しすぎた。チームに申し訳ない」と、取材は気丈に対応も、悔しさをにじませた。明秀学園日立の細川拓哉投手(3年)については「気迫負け。(7回の見逃し三振は)直球の威力が違った。完全にやられた」と、脱帽した。

 27年ぶりの勝利はならなかったが「みんなに信頼される4番になって、チャンスでプレッシャーに打ち勝てるような打者になりたい」と、一回り大きくなって夏に帰ってくることを誓った。

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