【センバツ】主将・日置、大会1号ソロなど2打点 日大三が初出場の由利工に快勝

スポーツ報知
4回無死、日大三・日置が先制の左越えソロ(投手・佐藤亜、カメラ・渡辺 了文)

◆第90回センバツ高校野球大会第2日 ▽1回戦 日大三(東京)5-0由利工(秋田)(24日・甲子園)

 東京大会の覇者・日大三が、初出場の由利工に快勝した。

 1、2回と先頭打者が出塁するなど3回まで毎回得点圏に走者を進めてた由利工だったが、あと一本がでず無得点。対する日大三も3回に8番・小沢に初ヒットが出たが、得点には結びつけられなかった。

 そんな空気の中、日大三は4回に投手を2年生の井上に早めのスイッチ。「先発の中村がストライクがなかなか入らなかったし、うちが点を取れなかったので、切り替える意味もあった」と日大三・小倉監督。その期待にこたえるように4回先頭の3番・日置が左翼スタンドに先制となる今大会1号のソロ本塁打をたたき込んた。

 主将の一発で勢いに乗った日大三は、さらに1死から5番・中村、6番・飯村の連続安打と好走塁で一、三塁とすると、7番・柳澤がきっちり中犠飛を放ち、2点目を挙げた。

 投げては4回から登板した井上が9回まで、由利工打線を散発2安打無失点に抑える好投。打っても6回に飯村の三遊間タイムリー、7回に日置の中前適時打、8回にも斉藤の中前打で1点ずつを加え、日大三がじりじりと得点差を広げた。

 先制アーチと適時打で2打点を挙げた日置は「(本塁打の)当たりは完璧でした。気持ちよくダイヤモンドを1周できました」と声を弾ませた。

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