【センバツ】明徳4番・谷合悠斗が逆転サヨナラ3ラン 馬淵監督は春夏通算50勝

スポーツ報知
明徳義塾先発・市川

◆第90回センバツ高校野球大会第3日 ▽2回戦 明徳義塾(高知)7x―5中央学院(千葉)(25日・甲子園)

 昨秋の明治神宮大会優勝の明徳義塾(高知)が逆転サヨナラ勝ちで、春夏通じて初出場の中央学院(千葉)を下した。明徳義塾・馬淵史郎監督(62)は春夏通算50勝(30敗)を達成した。内訳は春19勝(13敗)、夏31勝(17敗)。

 明徳義塾は1点を追う9回2死から田中闘(3年)の中前安打、渡部颯太(3年)の死球で一、二塁とすると、ここまで4打数無安打だった4番・谷合悠斗(3年)がバックスクリーンに逆転サヨナラ3ランを放った。大会史上18人目のサヨナラ本塁打となった。

 初回に3点を失った中央学院は4回に平野翔(3年)の右前安打、宇田周平(3年)の右中間適時二塁打で1点を返し反撃。8回は1死から大谷が四球を選ぶと、2死球で満塁として、ここまで3打席連続三振だった4番・高鹿隼人(2年)が三遊間を破る2点タイムリーを放ち同点に追いつくと、2死満塁から西村陸(3年)が中前に2点タイムリーを放ち勝ち越した。投打でプロ注目の大谷拓海(3年)は4打数1安打1四球。2回以降は立ち直ったが9回2死から痛い失点となった。

 明徳義塾はエース右腕・市川悠太(3年)が毎回の11三振を奪う投球を見せた。

 両校は昨秋の明治神宮大会準々決勝(初戦)で対戦。明徳義塾が5―3で勝利しており、再戦でも明徳義塾が勝利した。

 明徳義塾・馬淵監督は「やってくれるという気がしていたけれど、2死走者なしからようつないでくれました。(サヨナラの瞬間は)ベンチから出て飛び上がりました。谷合は(これまでの打席は)厳しいボールばかりだったけど、勝負決めるところで甘いところにきた。谷合が失投を逃さなかったんですが野球は怖いですね。(春夏通算50勝に)何とか運良く勝った。この試合は忘れられないでしょうね」

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