【センバツ】智弁学園が日大山形に逆転勝ち 左向澪2打点、藤村健太決勝打、岡野龍太ソロ弾

スポーツ報知
6回1死二塁、左越えに勝ち越しの適時二塁打を放ち、ガッツポーズする智弁学園・藤村(カメラ・谷口 健二)

◆第90回センバツ高校野球大会第3日 ▽2回戦 智弁学園(奈良)5―3日大山形(山形)(25日・甲子園)

 3年連続出場で2016年優勝の智弁学園(奈良)が5―3で36年ぶり出場の日大山形(山形)を下した。

 智弁学園は4回、畠山航青(3年)の右翼線三塁打、左向澪(3年)の左犠飛で同点。再度1点をリードされた6回1死二塁から左向の左前適時打で同点に追いつくと、続く4番・藤村健太(2年)の左中間二塁打で勝ち越した。7回には坂下翔馬(2年)のタイムリーで加点。8回には岡野龍太(3年)が右翼ポール際にソロ本塁打を放ち突き放した。

 日大山形は4回、先頭の渡部雅也(2年)の左越え二塁打から1死満塁の好機を作り、鹿野航生(2年)の投前スクイズで先制。同点の5回には1死から高橋殿馬(3年)が左中間三塁打を放つと、2死から4番・渡部雅也(2年)の中前適時打で再度リードを奪ったが、6回に逆転を許した。8回に3連打で1点差に追い上げ、智弁学園と同じ9安打を放ったが及ばなかった。

 智弁学園・小坂将商監督(40)は「冬の間、選手たちは打撃がちょっと弱かったので強化してきた。いい方向に出たと思います。(4番・藤村の勝ち越し打に)自分がうれしかったです。この春から4番を打たせて、育てないといけないし、これが自信になってくれればいい。(3年連続初戦突破に)これからも1戦1戦戦っていくだけです」と時折笑みを浮かべて答えていた。

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