【センバツ】大阪桐蔭・柿木が6回0封、10Kの快投!スカウト陣も高評価

スポーツ報知
先発し、6回を無失点に抑えた大阪桐蔭・柿木

◆第90回記念センバツ高校野球大会第4日 ▽2回戦 大阪桐蔭14―2伊万里(26日・甲子園)

 史上3校目の春連覇を目指す大阪桐蔭が、21世紀枠で初出場の伊万里(佐賀)に20安打、14得点で圧勝発進した。プロ注目の最速148キロ右腕・柿木蓮投手(3年)が先発し、6回2安打無失点で10三振を奪った。

 柿木が故郷の高校を相手に快投した。最速144キロの直球とスライダーだけで2安打に抑え、二塁を踏ませなかった。「ベンチからスタンドを見て、応援がすごいなと思った。『佐賀県立』とあって、地元が敵側で複雑な気持ちになったけど、負けたくない気持ちが強かった」と、強気に攻めた。

 伊万里の古賀昭人外野手(3年)は、ボーイズリーグの佐賀東松ボーイズでチームメートだった。「真っすぐでいきたかったけど、真っすぐに強いのは知っている。1対1の勝負より、対打者として抑えにいった」と感情に流されず、二直と空振り三振に打ち取った。

 ネット裏のスカウト陣も高評価し、巨人の岡崎郁スカウト部長は「柿木が良くなっていた。力強かった」と名前を挙げ、オリックスの長村球団本部長も「フィニッシュが強くて球が指にかかっていた。球のキレ、角度がある」と、好印象を持っていた。

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