【センバツ】明秀日立、猛打で圧倒 12安打10点で大勝し、初出場2勝目

スポーツ報知
1回1死三塁、明秀学園日立・池田が先制の左前適時打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

◆第90回センバツ高校野球大会第5日 ▽2回戦 明秀日立(茨城)10―1高知(高知)(27日・甲子園)

 1回戦を勝ち上がった明秀日立は今大会初戦となる高知の先発右腕・中屋の立ち上がりを攻めた。先頭の増田がいきなり左越え二塁打で出塁し、犠打で1死三塁。池田の左前適時打であっさり先制すると、さらに2四球で満塁とし、山口も四球を選んで押し出し。細川の中犠飛で3点目と試合のペースを握った。

 2回にも2死満塁から有住の左前適時打で2点。5回は芳賀の左越えへの2点適時三塁打。8回にも高田の左越え二塁打などで3点と大量リードを奪った。

 先発のエース右腕・細川は4回に連続安打の無死一、三塁から併殺打の間に1点を失ったものの、5回以降はわずか1安打に抑えて1失点完投。春夏通じて初の甲子園で2勝目を挙げた。

 「初戦(対瀬戸内)とは違い、課題だった(試合への)入りがしっかりできた。気持ちが入ったマウンドでした」と納得した表情の細川に、金沢成奉監督も「初戦に比べると落ち着いたピッチングで特に中盤から後半にかけて彼本来の姿が取り戻せた」と合格点を与えた。3回戦は優勝候補筆頭の大阪桐蔭が相手だが「相手は横綱。胸を借りるつもりで、とにかく打ち勝つ野球をやりたい」と指揮官は意欲を見せていた。

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