【センバツ】星稜、3回に打者11人で一挙7点 23年ぶりの春1勝

スポーツ報知
試合前、円陣を組み気合を入れる星稜ナイン

◆第90回記念センバツ高校野球大会第7日 ▽2回戦 星稜11─2富島(29日・甲子園)

 13年ぶり出場の星稜が11安打11得点の猛攻で大勝。1995年以来、23年ぶりにセンバツでの1勝を手にした。

 1点を追う3回、富島の先発・黒木将を攻め、連続四球の無死一、二塁から4番・竹谷の右前安打で同点。続く西岡の三ゴロにエラーもからんで勝ち越すと、河井の中犠飛で加点。鯰田の中前適時打、山瀬の中越え適時二塁打と続き、さらに暴投と南保の右翼への適時二塁打でこの回、4安打ながら四球と相手のミスにつけ込んで一挙7点のビッグイニングとした。

 投げては先発・竹谷を3回途中からリリーフした背番号11の2年生右腕・奥川が好投。140キロ台後半の威力あるストレートを武器に6回2/3を無失点に抑え「あまり点差を考えずに、勝負所では力を入れて投げられた」と胸を張った。

 13年ぶりの春でつかんだ1勝に林和成監督は「13年遠ざかっていたので何とか初戦突破したいと思っていた。ほっとしています」と喜んだが、3回戦の近江(滋賀)戦に向け「まだ打つべきボールや変化球に課題が残っている」と大勝に浮かれないようにナインを引き締めていた。

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