【センバツ】星稜・河井&南保W猛打!

スポーツ報知
初回、先制の適時内野安打を放った河井

◆第90回記念センバツ高校野球大会第7日 ▽2回戦 星稜11―2富島(29日・甲子園)

 13年ぶり12度目出場の星稜(石川)が富島(宮崎)を11―2で下し、1995年以来23年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。3回1死から登板した最速146キロ右腕・奥川恭伸(2年)が無失点に抑え、山瀬慎之助捕手(2年)が2本の二塁打で3打点と活躍。石川・宇ノ気中で全国制覇を果たした2年生バッテリーが快勝の原動力に。春夏通算30度出場の星稜にとって、11得点は81、83年春、92年夏に並ぶ史上最多得点。31日の3回戦で、8強入りをかけて近江(滋賀)と対戦する。

 自身初の甲子園で、6番・河井陽紀(はるき)遊撃手(3年)が、3打数3安打3打点の活躍で、さんさんと輝いた。初回2死満塁、遊撃へ先制の内野安打を放つと、10―2で迎えた8回1死二、三塁では左前適時打でダメ押し。要所で打点を稼ぎ、「思い切り振って、内野の間に低い打球を飛ばすことを心掛けた」と、笑顔で振り返った。

 1番・南保(なんぼ)良太郎三塁手(3年)も、初回に初球をとらえて右翼線二塁打を放つなど5打数3安打1打点で、11安打11得点の打線を引っ張った。「どの打席も初球ストライクを狙っている」と胸を張りつつ、「結果的に3安打打てたけど、いい打球ではなかったので満足していない。次はもっと打つ」と、31日の近江(滋賀)との3回戦でもヒット量産を誓った。(竹内 竜也)

野球

×