石動、メガネバッテリーの活躍で逆転勝ち!高校野球富山大会

スポーツ報知
勝利に貢献した石動・西村光(右)と前田

◆北信越地区春季高校野球富山県大会▽2回戦 石動5―2富山中部(28日、砺波球場)

 石動が富山中部に5―2で逆転勝ちし、3回戦に駒を進めた。

 背番号3の3年生左腕・西村光将(こうすけ)が公式戦初先発。スライダーなど変化球を有効に使い、9回6安打2失点、6奪三振で初完投と好投した。

 「打たれても、ボールを低めに集められた」と手応えを口にする一方、6四死球でピンチも多かっただけに「気を引き締めて投げないと」と反省も忘れなかった。

 女房役の前田直哉捕手(3年)は「西村(光)のシュート回転するボールをうまく使おうと思った」と好リード。打っても3番打者として、0―1の6回1死二塁で中越えの同点二塁打。その後、三塁に進むと、西村光の深い二飛で判断良く本塁に突入し、決勝点をもぎ取った。「(二塁手が)右翼手と交錯するのが見えたので…賭けでしたけど」と苦笑いで振り返った。

 県内屈指の進学校・富山中部を退け、29日の3回戦では今春のセンバツに出場した富山商と対戦する。くしくもメガネをかけた同士のバッテリーは「強豪なので、初回から食らい付いていきたい」(西村光)、「チャレンジする側なので、自分たちができることをやるだけ」(前田)と、闘志を燃やした。

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