東海大甲府・渡部、3回“完全”で春季県4強決めた

スポーツ報知
3回を打者9人で抑えた東海大甲府・渡部

◆高校野球春季山梨県大会 ▽準々決勝 東海大甲府11-0都留=5回コールド=、駿台甲府13-1日川=5回コールド=(30日・小瀬スポーツ公園山日YBS球場)

 Aシードの東海大甲府と駿台甲府がいずれも5回コールドで県立勢を圧倒した。

 東海大甲府は背番号1の左腕・渡部雄大(3年)が3回無安打4奪三振。一塁を踏ませない満点投球を見せた。最速は132キロながらも直球とチェンジアップを効果的に投げ分け、相手にバットを振らせた。昨秋から取り組んだフォームの改造で球持ちが良くなったことを明かし「変化球が低めに決まり、いいコースを突けた」と納得の表情。村中秀人監督(59)も「がむしゃらに投げるのではなく、投球内容をしっかり考えられるようになった」と1年春から登板させている左腕の成長を喜んだ。

 駿台甲府は1番に座った杉田俊介投手兼遊撃手(3年)が2回1死一、三塁から公式戦1号となる3ランを左翼に放つなど、4打数2安打5打点と大暴れ。「冬の間に強化した下半身にしっかり力をため、初球から思いきり振れた」と笑顔を見せた。

 両校は、5月5日の準決勝で対戦する。昨秋1点差で敗れた杉田は「昨夏、秋と準決勝で負けているので、今度こそ絶対に勝ちたい」と雪辱を誓った。

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