大体大浪商が8強入り、プロ注目の立石も無失点リリーフ

スポーツ報知
7回途中から好救援した大体大浪商の立石

 ◆春季大阪府大会 ▽5回戦 大体大浪商11―7大塚(5日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大体大浪商が最大4点差を逆転し、ベスト8入りを決めた。

 0―3の2回に谷口青海の2点適時打で1点差に詰め寄ると、4回に江畑翔平の適時二塁打で追い付いた。5、6回に2点ずつを失って突き放されたが、6回に作田主税の左越えソロ、江畑の適時二塁打、白野晴希の中前タイムリーで再び1点差にした。8回に白野と辻中宏宜の適時二塁打、吉田颯汰の2試合連続本塁打で5点を奪って逆転した。4日の東海大仰星戦で141球を投げ、5失点完投した立石健が、7回2死二塁から登板。プロ注目右腕が無失点リリーフを見せた。

 四田勝康監督(61)は「重たい試合だった。勢いをつけるという意味では価値のある1勝」と、2発13安打をマークした打線の成長に手応えを示した。「立石は投げさせるつもりはなかった。チームの奮起を促したかった」と、流れを変えたエースをたたえた。

 高校通算20本塁打目で、今季7本目となった吉田颯は「冬にバットを振ってきた成果が出た。打ち勝つ野球を目指してきて勝ててよかった」と、笑みを浮かべた。

 準々決勝を突破すれば、準決勝で大阪桐蔭と対戦する可能性が高い。「実力を試してみたい」と、立石は胸を躍らせた。

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