高岡商・山田、粘投3失点11Kでサヨナラ呼んだ

2018年5月6日7時0分  スポーツ報知
  • 8回11三振と力投した高岡商のエース左腕、山田

 ◆春季高校野球 富山県大会 ▽準決勝 高岡商4x―3南砺福野(城光寺)(5日・城光寺)

 準決勝2試合が行われ、富山商が2季連続、高岡商が6季連続でともに53度目の北信越大会出場(石川、6月2~5日)を決めた。高岡商はMAX148キロ左腕・山田龍聖(3年)が、8回3失点(自責1)11三振と力投。南砺福野に4―3のサヨナラ勝ちを決めた。富山商は最速143キロ右腕・沢田龍太(3年)が完封し、5―0で高岡第一に快勝した。伝統の両商対決となる決勝戦は6日午後1時、高岡城光寺野球場で行われる。

 今秋のドラフト候補・山田が、こん身の投球を見せた。初回は2四球、暴投、不運な安打で先制を許したが「自分の力を出せれば抑えられる」と山田。気持ちを切り替えると、自慢の速球で、無死満塁から2者連続三振で最少失点に抑えた。

 変化球で緩急をつけながら、要所はストレート勝負。この日は最速142キロをマークした。「ストライク先行で、打たせて野手に任せたい」。7回まで快調に飛ばして11三振を記録。8回には失策も絡んで2失点したが、9回は味方打線が発奮、最後はサヨナラ押し出しで勝利をもぎとった。ネット裏では日本ハム、中日、DeNA、阪神、広島、オリックス、ソフトバンク、ロッテ、西武と9球団のスカウトが視察。ロッテの永野吉成チーフスカウトは「空振りは、ボールがバットの上を通っている。ストレートの質が良く、将来性がある」と太鼓判を押した。

 昨年6月には自己最速の148キロをマークし、夏の甲子園出場に貢献した。今春には145キロをマークしたが、本来の球威は取り戻せていない。「体重や筋力も増えて、もっと球速は出るはず。去年の映像も見るけど、原因はわからない」と悩む。日本ハムの熊崎誠也スカウトは「日本を代表する左腕になれる素材。去年より良くなるため、自分で乗り越えて欲しい」と期待を寄せた。

 決勝は因縁の両商対決だ。「調子が悪いなりに投球しないと。次は自分がチームを助けたい」と山田。大事な一戦で、悩める左腕が突破口を見つける。(中田 康博)

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