智弁学園・塚本、2打席連続アーチ「思い切り振れているのがいい」

スポーツ報知
2打席連続本塁打を放った智弁学園の塚本

◆春季奈良県大会 ▽準決勝 智弁学園10―0天理(5回コールド、12日・佐藤薬品スタジアム)

 今春センバツ出場の智弁学園が、天理に2011年秋季大会準決勝(8―0)以来のコールド勝ちを収めた。塚本大夢(ひろむ、2年)が3回に左越えソロ、4回に2打席連続の左越え3ランを放ち、3打数3安打4打点と大活躍した。

 塚本は今春センバツは2試合に先発し、計7打数無安打に終わった。今大会は5試合で5本塁打と覚醒し、高校通算9本塁打となった。「思い切り振れているのがいい。(小坂将商)監督からも『(センバツで)打てなかった悔しさを持って練習しろ!』と言われている」と、努力の成果を示した。

 昨夏の奈良大会準決勝で7―8と敗れた宿敵に圧勝。チームは今大会5試合で12本塁打と打撃好調だ。小坂監督は「予想外。紙一重の試合だった。自信になってくれたらいい。嫌なイメージは消えたが、夏は甘くない」と、勝ってカブトの緒を締めた。

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