明桜がコールド発進!山口、肩不安も背番号1もらい燃えた130メートル弾

2018年6月8日7時0分  スポーツ報知
  • 6回から一塁を守った明桜・山口(右端)は勝利に笑顔
  • 打席に立った背番号1の山口

 ◆春季高校野球東北大会 ▽1回戦 明桜8―1磐城=7回コールド=(7日、青森県営)

 1回戦で明桜(秋田3位)が磐城(福島3位)に8―1の7回コールドで快勝。今大会から「背番号1」をつけた山口航輝主将(3年)は「4番・左翼」で先発し、5回には右中間へ推定130メートルの2点本塁打を放った。

 念願の背番号1をつけた明桜の主砲・山口が、あいさつ代わりの一撃だ。6―1の5回無死三塁。アウトコース高めの直球を捕らえると、ボールはライナーで右中間のフェンスを越え、芝生席中段に突き刺さった。推定130メートルの強烈な、自身高校通算20号となる2点本塁打がトドメとなり、磐城を8―1で7回コールド。「直球を狙っていた。逆らわずに右方向に打てた」と満面の笑みだ。

 4番・左翼で先発し、3打数2安打3打点。3回1死には「打ち損じ」と、高々打ち上げたフライを右翼手が見失う幸運を見逃さず、三塁まで一気に陥れる貪欲さも見せた。会場に訪れたソフトバンクを除く11球団のスカウトをうならせたが、山口にとって今年最大の目標は「二刀流で甲子園の舞台に立つこと」だ。寮の部屋には、大リーグ・エンゼルスで活躍する大谷翔平投手の投球動作の連続写真と打撃の写真を張っている。「やっぱり、すごい。ああいう活躍をしたい」と憧れを抱いている。

 主要大会では初めて「1」を背負うことになったが、最速146キロ右腕は昨夏の秋田県大会決勝で右肩を亜脱臼して以降、公式戦での登板はない。輿石重弘監督(55)は「夏に向けて他の投手を競わせたかった」と、今大会での山口の投手起用は明言しなかったが、本人にとっては大きなモチベーションだ。高校の主要大会で初のエースナンバーを5日に渡されると「オー、と思いました」と山口の顔に笑みがあふれた。

 指揮官の采配も夏への布石。「夏が勝負。そのためにもこの大会で良い経験をしたい」と山口。今は主砲としての役割を果たし、甲子園のマウンドへの道を切り開く。(遠藤 洋之)

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