航空石川・重吉、横浜相手に内角グイグイ 4失点も中村監督高評価「攻めた投球ができていた」

スポーツ報知
4回1/3を6安打4失点も、収穫を口にした日本航空石川・重吉

◆練習試合 日本航空石川1―6横浜(9日・横浜高グラウンド)

 今年のセンバツ8強で、3季連続甲子園出場を目指す日本航空石川(石川)が9日、横浜市内で練習試合2試合を行い、春夏5度の甲子園優勝を誇る横浜(南神奈川)には1―6で敗れた。先発・重吉翼投手(2年)は5回途中6安打4失点も、「(県大会を前に)レベルの高い横浜と試合をできて良かった」と収穫を口にした。

満塁危機K斬り 悔しい降板となったが、日本航空石川・重吉は充実した表情で試合を振り返った。「横浜を相手に、どれだけ抑えられるか。チャレンジ精神でインコースを攻めて、思い切り投げられた」。4回1/3を6安打4失点で降板したが、勝負の夏へ向けて前向きにとらえていた。

 5回に連続四球などで崩れたものの、先発を託した中村隆監督(34)もまた、右腕の強気な投球を評価していた。「今日の収穫は、先発の重吉。横浜の強力打線にインコースをガンガン突いていたし、ボールも走っていた。攻めた投球ができていた」。3回2死満塁で迎えたピンチも、自慢の直球で空振り三振を奪って切り抜けた。

 最速142キロ右腕の課題は、球速アップだ。「ストレートのキレが持ち味。夏までに、145キロまで上げる。1試合でも多く投げられるように(監督に)アピールしていきたい」と意気込んだ。重吉のさらなる成長が、チームを甲子園3季連続出場へと導く。(森下 知玲)

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