【南神奈川】横浜・斉藤主将、自信「大阪桐蔭を倒せるのは横浜しかいない」

スポーツ報知
6回2死一塁、右越えに2ランを放つ横浜・長南(カメラ・大谷翔太)

◆練習試合 横浜6―1日本航空石川(9日・横浜高グラウンド)

 第100回全国高校野球選手権記念大会(8月5日から17日間・甲子園)出場をかけた南北神奈川大会の組み合わせ抽選会が9日、全国のトップを切って行われた。南大会の優勝候補筆頭に挙がる横浜はこの日、横浜市内の同校グラウンドで今春センバツで8強入りした日本航空石川と練習試合を行い、6―1で快勝。プロ注目スラッガー・長南有航外野手(3年)ら投打に多くの逸材がそろうタレント集団が、同校初となる3年連続の夏の甲子園出場を目指す。

 横浜の斉藤大輝主将(3年)は、力強く言い切った。「(今春センバツ優勝の)大阪桐蔭と当たっても負ける気がしない。甲子園で倒せるのは、横浜しかいないと思っている」。この日の抽選会で、初戦の相手が金井と逗子の勝者に決定。ナインは3年連続夏の甲子園出場と、06年春以来の日本一へ向けて、気持ちを高ぶらせた。

 この日の練習試合では、センバツ8強の日本航空石川を圧倒した。先発の142キロ左腕・板川佳矢(3年)が、7回4安打1失点の好投。2番手で登板した150キロ左腕の及川雅貴(2年)も無安打無失点で、安定した投球を披露した。エースの板川は「自分が崩れなければ、チームも勝てる。投手の中心になっていきたい」と気合十分だ。

 チームの鍵を握るのは、長南有航、万波中正の両外野手(ともに3年)の左右の大砲だ。連日、特打で打撃投手を務めて奮起を促している平田徹監督(35)は「2人がこのチームの最後の宿題。本領発揮すれば鬼に金棒だけど、もう一つ。2人が中軸として機能すれば、全国でも上が見えてくる」と猛ゲキを飛ばした。

 「6番・左翼」で先発した長南は、6回に高校通算21号となる右越え2ランを放ったが「4番・一塁」の万波は5打数1安打2三振。春季大会でレギュラー落ちも経験した高校通算34本のスラッガーは「夏の日本一を目指してやっている。もう1回しっかりやらないといけない」と表情を引き締めた。(青柳 明)

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