【秋田】明桜・山口、宣誓クジ引き当てた “持っている男”でV2へ弾み

スポーツ報知
選手宣誓のくじを引き当て笑顔を見せる明桜・山口(手前右)

 第100回全国高校野球選手権(8月5日開幕、甲子園)の出場校を決める秋田大会(7月11日開幕、こまちスタジアムほか)の組み合わせ抽選が21日、秋田市内で行われた。選手宣誓は、2年連続優勝を目指す明桜の山口航輝主将(3年)が引き当てた。

 やはり“持っている男”だ。参加44チームの内、希望した25人の主将から選手宣誓のクジを引き当てたのは、明桜・山口主将だった。「人数も多かったので、まさか自分に当たるとは思っていなかった。100回の記念大会なので、(選手宣誓を担えて)うれしい。歴史もあるので、それを代表して行いたい」と笑顔で意気込みを語った。

 最後の夏に向け、現在はピッチング中心の調整に励んでいる。最速146キロ右腕は、公式戦の投球は右肩を亜脱臼した昨夏の県大会決勝・金足農戦が最後だが、「今は投球練習が中心。去年に比べたらまだまだかもしれないけど、6月に入ってからいい練習ができています」と手応えを徐々につかみ始めている。

 昨夏は県大会を制しながら、目標だった甲子園のマウンドに立てず、右翼手での出場だった。同じ県のライバルでもある金足農・吉田輝星(こうせい、3年)は、高校日本代表の1次候補に選出された。「悔しい思いもある。だから県大会を2連覇して、自分が注目される大会にできるように準備していきたい」と決意。調整のピッチを最大限に上げ、秋田を“山口航輝の夏”にしてみせる。(遠藤 洋之)

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