部員の窃盗が発覚した初芝立命館、来春センバツ絶望

スポーツ報知

 日本学生野球協会は14日、都内で審査室会議を行い、高校13件、大学1件の処分を決めた。1、2年生部員4人による窃盗が発覚した初芝立命館(大阪)は8月30日から1か月の対外試合禁止となり、1日に開幕している秋季大阪府大会への出場が不可に(同校は抽選会に参加後、すでに棄権)。来春のセンバツ出場の道が断たれた。

 同校では、8月21日から24日にかけて、故障のため全体練習から外れていた1年生部員2人が、全体練習中に部員4人の財布から計2200円を盗み取った。その後、被害にあった部員のうち2人が、犯人とは知らずにその1年生部員2人に被害を相談。「取られた分は取り返しましょう」とそそのかされ、4人で同26日に練習に参加中の部員6人の財布から計5300円を盗み取った。

 被害部員から相談を受けた主将が監督に報告し、事件が発覚したという。

 また、B校(A県)では、2年生部員4人がグラウンドに隣接するセミナーハウスで女子バスケ部員の入浴を盗撮していたことが発覚(被害者保護のため、都道府県名と校名は非公表)。8月2日から1か月の対外試合禁止となった。処分は以下の通り(肩書は当時)。

 【対外試合禁止】

 ▽B校(A県)8月2日~1か月=部員の盗撮

 ▽初芝立命館 8月30日~1か月=部員の窃盗

 【謹慎】

 ▽厚狭(山口)のコーチ 8月3日~6か月=コーチの部内暴力

 ▽湯沢翔北(秋田)の監督 8月5日~1か月=監督の部内暴力

 ▽一条(奈良)の監督 8月9日~1か月=監督の不適切指導

 ▽桐生第一(群馬)の部長 8月18日~1か月=部長の部内暴力

 ▽春日井商(愛知)の監督 8月7日~3か月=監督の部内暴力と報告遅れ

 ▽春日井商の部長 8月7日~1か月=部長の報告遅れ

 ▽松浦(長崎)の監督 7月23日~3か月=監督の部内の暴力

 ▽千葉学芸のコーチ 8月15日~6か月=コーチの部内暴力

 ▽滝川(北海道)の軟式の部長、監督 8月29日~3か月=部長、監督の中学生の練習参加規定違反

 ▽富山国際大付の監督 9月3日から1か月=監督の部内暴言と不適切指導

 ▽富山国際大付の部長 9月5日から1か月=部長の報告遅れ

 ▽九州共立大(福岡六大学)のコーチ 7月24日~4か月=コーチの部内暴力と報告遅れ

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