今秋ドラフトは不作の年…スカウト陣「1位候補が12人そろわない」と嘆く 有力候補は?

スポーツ報知
金足農・吉田

 今秋のドラフトは、スカウト陣が「1位候補が12人そろわない」と嘆くように、不作の年と言える。特に、プロ側の需要が高い即戦力投手に目玉候補がいないのが実情だ。

 大学生であれば、完成度の高さで東洋大・上茶谷や日体大・松本の名前が挙がるが、上茶谷はリーグ戦での活躍が今春からで、今秋は調子を落とし気味。一方の松本は実績十分だが、176センチという身長がネックとなっている。最速159キロを誇る東洋大・甲斐野はクローザー。先発としての実績に乏しく、プロで先発ローテ入りが可能かどうかの見極めは難しいところだ。

 高校生では大阪桐蔭・根尾、藤原、報徳学園・小園の評価が高いが、いずれも野手。即戦力投手が欲しい球団が、高校生ながら完成度の高さと抜群の人気を誇る甲子園のスター・吉田に集中する可能性は十分に考えられる。(アマ野球担当キャップ・片岡 泰彦)

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