松井秀喜氏、米殿堂入り果たせず 来年以降の候補資格も失う
スポーツ報知

米野球殿堂が24日(日本時間25日)、今季の野球殿堂投票を発表。今年の日本の野球殿堂入りを果たし、今回米国でも初めて殿堂資格を得たヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏(43)は4票で、規定の得票率5%に満たせず、1年で候補資格を失った。
当選に必要な75%以上の得票率を獲得して殿堂入りを果たしたのは4人。ブレーブス一筋の名三塁手チッパー・ジョーンズが97・2%。エクスポズ(現ナショナルズ)、エンゼルスなどで活躍した外野手ウラジミール・ゲレロが92・9%、通算612本塁打を放った主にDHや一塁を守ったジム・トーミ89・8%、通算601セーブのトレバー・ホフマンが79・9%の4人。DHの形容詞にもなっている強打のエドガー・マルティネスは惜しくも70・4%で次点に終わった。また、薬物使用疑惑があったバリー・ボンズは56・4%、ロジャー・クレメンスは57・3%でともに今年も届かなかった。
、 米野球殿堂は全米野球記者協会で10年以上経験した記者による投票。10年以上プレーした選手が対象で引退後5年後に有資格となる。7月29日、野球殿堂のあるニューヨーク州クーパーズタウンで表彰式が行われる。
松井氏は2014年度の野茂英雄氏に次いで日本人選手では史上2人目の候補となった。なお、野茂氏も6票に終わった。