カブス世界一へ…ダルビッシュとレスターで二枚看板

スポーツ報知

 カブスが1億ドル超えの大型契約を結んだのはA・ソリアーノ外野手の8年1億3600万ドル、J・レスター投手の6年1億5500万ドル、J・ヘイワード外野手の8年1億8400万ドル。ダルはそれに次ぐ4人目の大型契約。野手2人はともに失敗ではと言われているが、レスターは34歳で、契約3年間で43勝。2016年世界一の立役者になっている。

 これでレスターとの左右の二枚看板として期待される。本拠リグレー・フィールドではレギュラーシーズンの登板は2016年の1度(4回1/3を2失点で敗戦投手)だが、昨年のリーグ優勝決定シリーズで第3戦、6回1/3を1失点で勝利投手。その試合の打席で押し出し四球を選んだシーンをツイッターのプロフィール写真にしているほどだ。

 また過去、昼間の試合は15勝10敗、防御率2・87(夜間は41勝32敗、3・62)と相性が良い。現状発表されているカブスの試合開始を見ても70試合がデーゲームで、その点は朗報かもしれない。

 ダルの移籍先が決まったことで、アリエッタら大物FA投手の動きも加速するだろう。今年のFA市場は冷え込んでいるが、1人決まれば投手だけでなく、野手も決まる可能性は高い。“順番待ち”の上原やイチローにようやく動きが出てくるかもしれない。(メジャー担当デスク・蛭間 豊章)

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