前田健太、フリー打撃に登板しチェンジアップを多投し「もう少し修正が必要」

スポーツ報知

 ドジャースの前田健太投手(29)が22日(日本時間23日)、フリー打撃に登板して新しい握りを試しているチェンジアップを多投した。昨季39本塁打を放って新人王に輝いたベリンジャー、プイグら5人の主力打者を相手に26球。「試合に入る前に感覚をわかっておきたい」と“新球”を連投して打者の反応や球の軌道を確かめた。

 ド軍に復帰した右の長距離砲ケンプを打席に迎えた5球目には、内角低めのチェンジアップでバットを真っ二つ。メジャー通算259発を誇るベテランも「いやらしい球だな」と感嘆の声を上げた。

 ただ制球には乱れもあり、前田自身は「打者が立つと力が入ったりとか、まだこれだっていういい感覚がない。もう少し修正が必要」と評価は辛め。オープン戦を通じて完成度を高めていくつもりだ。

 チェンジアップの出来には満足しなかったものの、調整自体は順調そのもの。ドジャースの誇る主力打者を相手に安打性の打球を1本に抑え「ブルペンとは違う感覚を味わうことができた。試合に向けていい準備ができたと思う」。先発ローテーションに戻って3年連続2桁勝利を目指す右腕は、新たな課題を取り組みながら調整の舞台を実戦へと移していく。

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