エンゼルスOB長谷川滋利氏、大谷の挑戦「長い目で見たら彼の実力だったらうまくいく」

スポーツ報知

 オリックスや米大リーグで活躍した長谷川滋利氏(49)が2月28日(日本時間1日)古巣・エンゼルスのキャンプ地「ディアブロ・スタジアム」を訪問。二刀流として注目を集める大谷翔平投手(23)へ、「彼は若いので、まだまだ学ぶことがある。キャリアが終わる時に『大谷選手はいい選手だった』と言われるのがいいんじゃないですか? 今すぐ結果を出すのはいいかもしれないが、もっと長い目で見たら彼の実力だったらうまくいく」とエールを送った。

 大谷が24日のブルワーズとのオープン戦で投手デビュー。制球に苦しみ、2回途中2安打2失点だった投球を、長谷川氏は「ちょこっと見た」という。滑りやすいとされるメジャー公式球について「僕も滑りました。(ボールへの対応は)個人それぞれで。ダルビッシュは早くアジャスト出来たが、人による。彼はまだ若い。みなさんがあおらなければ、うまくいくと思います」と報道陣を“けん制”。「彼は国際大会でも投げている。僕らの時代は(メジャー球に)触ったこともなかった。キャッチボールと試合で投げるのは全然違う。それをやっているので、僕らの時よりアジャストしやすいのでは」と話した。

 長谷川氏はオリックスから1997年1月に金銭トレードでエンゼルス入り。メジャー1年目の97年は50試合登板し、3勝7敗、防御率3・93だった。「僕はメチャ(メジャーへ)来たかったので、しんどい半面、楽しい感じがありました。昨日は(マリナーズの)岩隈君に会ったが、彼も『楽しいですね』と言っていた。そういう楽しさがあれば乗り越えられる。ファンとして楽しみに見ています」とエールを送った。

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