大谷の初球を左中間にはじき返した若手有望株のヒウラ「何もかも評判通りの選手」

スポーツ報知

 ブルワーズ傘下との練習試合の1回一死走者なし。エンゼルス・大谷翔平投手(23)の初球148キロの直球を左中間へ弾き返したのは、若手有望株の野手ケストン・ヒウラ(21)だ。

 カリフォルニア大アーバイン校2年生時に第40回日米大学野球で来日。翌2017年の全米ドラフト全体9位でブルワーズから指名され、現在球団の有望株トップにランクされている。

 2打席目は大谷に意表を突かれ、三球三振。「まさか、また初球に直球を投げてくるとはね。だから見逃した」。直球の後に続いたスライダー2球は「予想以上に球速が遅く、上体のバランスが崩れた」という。

 父は日系3世、母は中国系のハーフ。日本語は話せないが、子供の頃は日系人のバスケットボールリーグでプレーするなど、日本文化にも触れながら育った。午前10時開始の試合で大谷との対決が決まり、カリフォルニアに住む叔父は急遽予定を変更。前夜はるばるカリフォルニアから車で駆け付けたという。

 大谷とはこの日が初対決ながら、情報は収集済みだ。大学時代のチームメイトが日本ハムのブランドン・レアードのいとこで、話を聞かせてもらった。「信じられない選手だと言っていた。何もかも評判通りの選手だと。また対決したい」。

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