大谷、9打席連続音なし ソーシア監督の表情には二刀流起用の苦悩

スポーツ報知
ソーシア監督

◆オープン戦 ダイヤモンドバックス5―4エンゼルス(6日・スコッツデール)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が6日(日本時間7日)、敵地・ダイヤモンドバックスとのオープン戦に「5番・DH」で先発出場。2回先頭、4回2死とZ・ゴッドリーの縦に割れるカーブにタイミングが合わず、2打席連続三振。3戦9打席連続無安打でオープン戦は打率1割1分1厘となった。

 昨季8勝のゴッドリーはフォーシームを使わず、カーブ、カットボールを武器とする技巧派右腕。特に球に対して人さし指を立てて投げるカーブはキレ味抜群。2三振とも、この決め球に屈した。「“スパイク・カーブ”さ」と胸を張る右腕。大谷は「2ストライク(から)アプローチしながらいけるところがあったと思うが、なかなかタイミングを取れなかった」と肩を落とした。

 投手では9日の本拠地で行われるメキシカンリーグ、ティフアナ・カブスとの練習試合で先発する予定。ソーシア監督は試合前に、メジャーを代表する左腕のカーショーが先発する7日のドジャース戦でも打者として起用すると示唆したが、同日にブルペン入りする。「明日出るかは簡単に言えない。いくつか打席は与えたいけど」と指揮官。打撃向上へは打席に立たせることが近道だが、大谷には投手調整がある。ソーシア監督の表情には二刀流起用の苦悩がにじみ出ていた。(小谷 真弥)

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