イチロー、一塁から一気生還も「まだ重い感じがしてます」

スポーツ報知

◆オープン戦 Wソックス4―2マリナーズ(12日・ピオリア)

 マリナーズのイチロー外野手(44)が12日(日本時間13日)、本拠地で行われたWソックス戦で「2番・左翼」で先発出場。2打数1四球で2試合連続無安打も、一塁から長駆ホームインするなど44歳とは思えない走塁を披露した。

 4回先頭の2打席目、2番手の左腕バマーを相手に8球粘って歩くと、続くセグラの右翼線を破る三塁打で一気に二塁、三塁を回って余裕のホームイン。それでもメジャー18年目のレジェンドは「ちょっとまだ(走塁が)重い感じがしてますね」とまだまだ不満そう。

 「足が(打撃や守備よりも)一番(仕上がるのが)遅いですからね。(練習で)ベースランニングをやってもゲームとは全然違うのでね」。契約のため緊急渡米したのが1週間前。実戦から離れていても、わけもなく塁間を疾走できるのがイチローだ。

 1回の打席は156キロが3球続いた後、126キロのカーブで一ゴロ。6回先頭の3打席目は左腕セデーニョが投げた外角低めの126キロをバットの先に当て二塁ライナー。まだ快音は出ないが、サービス監督は「試合に出てなかったので、感触を取り戻すのにはちょっと時間はかかる。彼にとってはまだ2試合目だが、ここまでいい感じ」と振り返った。(金岡 美佐)

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