エンゼルス大谷が2回途中7失点の炎上 4戦17失点 開幕メジャーへ暗雲「相手より自分の球次第」

スポーツ報知

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたロッキーズとのオープン戦で4度目の先発登板。2回に2発を含む6安打で一挙7失点と炎上した。1回1/3で3奪三振2四死球、7安打7失点。大谷は「1イニング目よりしっかり腕が振れていなかった。前回もイニングの入りが良くなかった。今回もその形が出た。投げ切れている球は抑えることが出来ている。相手より自分の球次第」と振り返った。

 初回、先頭・ブラックマンの死球、アレナドの中前打などで1死一、三塁としたが、ストーリーを空振り三振、パーラを二ゴロに仕留めた。しかし、2回に一気に崩れた。

 先頭のデズモンドに場外へ消える左越えソロを被弾。さらにアイアネッタの死球、2連打で無死満塁とされると、ブラックマンに中前2点打を献上した。続くルメイヒューの遊撃内野安打で無死一、二塁とすると、アレナドには左越えへのダメ押し3ランを浴びた。ストーリーを空振り三振に抑えたところで、ソーシア監督がマウンドへ。この試合は75球程度を投げる予定だったが、緊急降板となった。

 キャンプ中の実戦4試合で計8回1/3を投げて17失点(自責16)。開幕メジャーに暗雲が立ちこめた。試合前に、ソーシア監督は「彼の能力は本物だし、我々はその能力を発揮してくれると信じている。投手でも打者でもシーズンに向けてを考えている。これからオープン戦を見て考えていこうと思っている」と話していた。

 メジャー25人枠の生き残りへ、大谷は「しっかり仕上げたいと思いますし、不安なく入るシーズンはない。(開幕マイナーは)今の段階では考えていない。1日1日自分の形を出せれば。その先は監督、スタッフの方が考えること」と前を向いた。

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