Dバックス・平野、メジャー初ホールド…1回1安打無失点

スポーツ報知

◆ダイヤモンドバックス9-8ロッキーズ(30日、チェース・フィールド)

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)は30日(日本時間31日)、本拠ロッキーズ戦で1点リードの8回から登板。前日からの連投となったが、1回を投げて1安打無失点と好投し、メジャー移籍後初ホールドをマークした。

 前日の開幕戦でメジャーデビューを果たした平野が、オープン戦でも経験しなかった連投のマウンド。先頭のパーラを二ゴロに抑えると、続くアイアネタには前日に続いて安打を許したが後続を内野ゴロに打ち取った。力のある直球で打者を押し込む場面もあり「真っすぐでファウルを取れたりしてるので(打者が)フォークを意識して振り遅れてるのなら十分効果はある」。フォークと直球のコンビネーションで打者を翻弄し、満足げな表情を浮かべた。

 自らの暴投も絡んで2死二塁としたが、最後は昨季のナ・リーグ首位打者ブラックモンをフォークで一ゴロに打ち取ってピンチを脱出。一打同点という場面でメジャーを代表する強打者を抑えた右腕は「フォークは空振りを取るか、ゴロを打たせるのが一番。抑えられて良かった」と思い通りの投球に白い歯を見せた。

 1点差という緊迫の場面で好投したベテラン右腕に、ロブロ監督も「素晴らしい投球で役割を果たしてくれた」と称賛。平野自身は「まだまだだと思うけど、この積み重ねだと思う。続けていければいい」と謙虚な言葉で先を見据えた。

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