平野がメジャー初被弾「真っすぐが甘く入ってしまった」

スポーツ報知

◆ダイヤモンドバックス8―7ドジャース(2日・フェニックス)

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)が、2日(日本時間3日)のドジャース戦でメジャー初被弾を許した。同点の6回から2番手として登板すると、8番フォーサイスに左中間へのソロ弾を献上。1回を投げて1安打1失点、1奪三振。チームが9回に追い付いたため勝ち負けは付かなかった。

 不用意な1球に平野も悔しさを隠しきれなかった。下位打線から始まった攻撃で、先頭打者を右飛に打ち取ったものの、続くフォーサイスへの直球がど真ん中へ。一時は勝ち越しを許すこととなった痛恨の一発に「真っすぐが甘く入ってしまった」と反省しきりだった。

 ただ、味方打線が9回に3点差を追い付いて黒星は免れた。その後、チームは1998年のチェイスフィールド開場以来最長となる5時間45分の延長15回の死闘を逆転サヨナラで制して勝利。ベンチから見ていた平野も「最後にいい勝ち方をしてくれた。こんな時間までグラウンドにいたのは初めて」と興奮気味。ドジャースベンチで代走に備えていた前田とも目が合ったと言い「これがメジャーリーグか、と思いながら見ていた。すごい試合を経験できた」。チームの劇的な勝利で、メジャー初被弾の悔しさを切り替えた。

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