大谷、週間MVP!創設43年で二刀流は初

スポーツ報知

 【アーリントン(米テキサス州)=小谷真弥】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が9日(日本時間10日)、ア・リーグの週間MVP(対象期間2~8日)に選ばれた。米大リーグが発表した。日本勢としては23歳9か月は最年少で、メジャー1年目の4月上旬の選出は最速。大谷は球団を通じて「選ばれて光栄です。支えてくれた球団スタッフとチームメートに御礼を申し上げます」とコメントした。ナ・リーグは完封勝ちを含む2勝を挙げたパイレーツのJ・タイロンが選ばれた。

 大谷は本拠地デビューとなった3日インディアンス戦から3試合連続弾。打率4割6分2厘(13打数6安打)、7打点をマークした。本拠地初登板の8日アスレチックス戦では7回1死まで完全投球するなど12K1安打無失点。開幕2連勝を飾った点などが評価された。週間MVPはナ・リーグでは1973年、ア・リーグでは75年に制定された。そのためそれ以前に活躍していたベーブ・ルースらは選ばれておらず、二刀流選手の受賞は初めてだ。

 大谷はこの日のレンジャーズ戦を欠場したが、10日の同カードでは打席に立つ予定で打者として出場4試合連続弾の期待がかかる。また、エ軍は右前腕の張りで故障者リスト入りした先発右腕、J・ラミレスが右肘じん帯を断裂したと発表。医師からじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を勧められており、長期離脱は必至だ。先発陣ではM・シューメーカーが右前腕の張りで離脱中。A・ヒーニーは先発ローテに近く復帰するもようで、大谷に寄せられる期待は高まるばかりだ。

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