牧田、打者天国・デンバーでメジャー初ホールド

スポーツ報知

◆ロッキーズ2―5パドレス(10日・デンバー)

 パドレスの牧田和久投手(33)が10日、敵地のロッキーズ戦でメジャー初ホールドを挙げた。

 5―2とし迎えた7回、先発のルケーシーの招いた無死一、三塁のピンチにリリーフ。右打ちのデスモンドを浅い右飛、代打の左打者パーラを空振り三振、バレイカを一邪飛とわずか10球で完璧に抑え込み「ゼロまたは最少失点に抑えることが役目」とチーム初の2連勝に貢献し、胸を張った。

 打球がよく飛ぶと言われるデンバーでの試合だけに、「あまりピンチと考えず、打者一人一人と考えていた。それがいい方向に向いたのかな」と言う。グリーン監督は「三塁走者はかえしてもいい、と伝えたのに俺の言うことを聞かなかったね。見ていて楽しいし、本当に素晴らしかった」と冗談交じりにたたえた。

 地をはうような右腕からのサブマリン投球でデビュー5試合、5イニングで被安打2、失点はわずか1の内容に、今ではサンディエゴでの知名度も高まっている。また、初失点した直後の4日の試合から「気持ちが落ち着くから」との理由でガムをかみながら投げ、1点も失っていない。「今は対戦している打者のことだけ考え、開き直って投げられている。まずは一戦一戦、自分のやるべきことをやるだけ」と強調した。

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