平野、7回からリリーフ登板1回1安打無失点 「今日勝ったのはすごく大きい」
スポーツ報知

ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)が11日(日本時間12日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツで7回から登板。今季初の四球を与えたが、1回を投げて1安打無失点でチームの勝利に貢献した。
登板直前に味方打線が3点を追加して、4点リードで上がったマウンド。先頭のサンドバルには低めのフォークでボテボテのゴロを打たせたが、広く空いた一、二塁間を抜ける安打。それでも動じることなく低めへと制球し、続くブランコを二ゴロ併殺打に仕留め「抜けた球もなかったし、真っすぐもちゃんとコントロールできていた」とうなずいた。
ジャイアンツ打線はこれまでのチームとは違い、なかなか決め球のフォークに手を出してこず「なかなか振ってくれなかったし、フォークに反応してくれなかった」。2番パニックにはメジャーに来て初の四球を与えて再び走者を背負ったが、最後は前夜にサヨナラ打を放っていた3番マカチェンを平凡な左飛に打ち取って「毎日ゼロで抑えられるように投げてるのでよかった」と息をついた。
チームも投打がかみ合って、開幕から4カード連続で勝ち越し。前日はサヨナラ負けを喫していただけに、”勝利の方程式”の一人として活躍を続ける平野も「昨日ああいう負け方をしたので、今日勝ったのはすごく大きい」と素直に喜んだ。(穐村 賢通信員)