大谷、初黒星 先頭打者弾など2回3失点 右手まめ影響で降板

スポーツ報知

◆エンゼルス1―10レッドソックス(17日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が本拠地・レッドソックス戦で今季3度目の先発登板に臨み、右手の指にできた「まめ」の影響で2回4安打3失点で降板してメジャー移籍後初黒星を喫し、2勝1敗となった。大谷は前回登板で武器となったスプリットの制球に苦しみ、初回先頭打者弾を浴びた。チームは1―10と大敗した。

 好調レッドソックス打線に“洗礼”を浴びた。初回先頭打者のムーキー・ベッツに対し2ストライクまで追い込んだが、スプリットがベース手前で落ちてボールとなり空振りを奪えなかった。そして7球目となるフルカウントで、真ん中低め97.4マイルのフォーシームと左翼へ運ばれ先制を許した。

 2回になると、スライダーも抜け始め変化球の制球に苦しみ、フォーシームに頼る場面が増えた。

 1死一、二塁ではホルトへの2球目でメジャーでの自己最速を0.2マイル更新する99.8マイル(160.61キロ)を計測した。4球目でも最速に迫る99.7マイル(160.45キロ)のフォーシームを投じたが、詰まりながらも左前適時打とされて2点目を失った。

 2回1死満塁のベニンテンディへ投球では3球目で再び99.8マイルのフォーシームを投げたがボール。5球目を左犠飛とされて3点目を失った。

 大谷は試合中から指先に息を吹きかける場面が目立ち、右手にできたまめの影響で2回で降板した。

 この日は4万5050人を収容するエンゼル・スタジアムのチケットが完売した。ソールドアウトは本拠地開幕戦だった4月2日のインディアンス戦、7回1安打無失点で2勝目を挙げた8日のアスレチックス戦に続き今季3試合目。火曜日の試合で最後にチケットが完売になったのは、14年4月1日以来で、この時はマイク・トラウトのボブルヘッドが配布された日だった。

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