パドレス・牧田、2試合連続失点「ストライクを欲しがってしまった」

スポーツ報知

 パドレスの牧田和久投手(33)が17日(日本時間18日)、本拠のドジャース戦で延長12回途中から救援登板し、適時二塁打を浴びて2試合連続失点を喫した。2/3回を投げて1安打1失点、1奪三振、1敬遠四球で防御率は7・71となった。

 前夜にはメジャー初被弾となる満塁本塁打された牧田。この日は2点を勝ち越された直後の延長12回1死二塁から登板。まずはプイグを一飛に打ち取ると、アットリーを敬遠して2死一、二塁。ここで迎えた8番ファーマーには、1ボールからの2球目のスライダーが真ん中へと入り「ボール先行になって、ストライクを欲しがってしまった」。2点を追加される左翼線への適時二塁打を浴び、悔しさを露わにした。

 カウントを悪くして、甘く入った球を痛打されるのは日本時代からの「悪い癖」と話す右腕。この日も2人の走者を背負った場面で、ボール先行のカウントになると制球が甘くなり「ストライク欲しさ、アウト欲しさに中へ中へと集まってしまう。捕手の構えたところに投げ切れていれば、失点は防げたと思う」と猛省するしかなかった。

 開幕当初は高低への制球力と大胆さを武器に4戦連続無失点も記録。しかし、ここ2戦は同地区のドジャース相手に連続失点を喫するなど持ち味を発揮できていない。首脳陣の信頼を再び勝ち取るべく、早くも正念場を迎えつつあるベテランは「自分の強みっていうのを忘れずに、自信のあるボールを投げていくだけ。切り替えてやっていきたい」と自らに言い聞かせるように話した。(穐村 賢通信員)

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