牧田、3連投も無失点に抑える

スポーツ報知

パドレス3―7ドジャース(18日、ペトコパーク)

 パドレスの牧田和久投手(33)は18日(日本時間19日)、ドジャース戦で5点リードされた7回に登板。メジャー初の3連投となったが、1回を1安打、3戦ぶりの無失点に抑えて防御率を6・75とした。

 2戦連続失点を喫していた牧田が、ようやく本来の姿を取り戻した。先頭のピダーソンからはバットのグリップに当たるラッキーな投ゴロで1死を奪うと、ヘルナンデスには左前打を許したものの、その後は後続を右飛と二ゴロ。3戦ぶりの無失点投球に「本来の投球を取り戻せた感はある」と胸をなで下ろした。

 失点したここ2試合は「しっかり抑えようと思って、力みが出た」と話す右腕。試合前練習から、腕のムチのように軟らかく使うことを意識してシャドーピッチングを行うなどし、「脱力して、リリースで強い球が弾けていた。練習で意識することで、こうやって結果が付いてくると思う」と満足げに振り返った。

 配球面でもここ数試合では見せなかったスローカーブを投じ、「マエケンもそうですけど、初球にカーブを使ってカウントを取っていたので、使えるかなと思う。今までになかった」と新しい組み立てに手応えを口にした。

 2戦連続失点で防御率を7点台としていたサブマリンは「この2日間がダメだったので、取り返さないといけないっていう責任があった。無失点で切り抜けたのは、次に生かせると思う」。自身の長所を見失うことなく、今後も長いシーズンを戦っていく。(穐村 賢)

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