エンゼルス・大谷、憧れイチローの前で２戦連続マルチ安打「野球教室に来た小学生がいい所を見せようという気持ち」

◆マリナーズ０―５エンゼルス（４日・シアトル）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２３）が４日（日本時間５日）、敵地でのマリナーズ戦で「５番・指名打者」で４試合連続でスタメン出場し、２試合連続、今季６度目の複数安打をマークした。この日では５回に適時二塁打を放ち１打点。３度出塁して１得点し、チームの５得点中２得点に絡んで４連勝に貢献した。

　試合前には前日にマリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー外野手（４４）へあいさつ。少年時代から憧れるイチローとの対決は幻となったが、バットで力を見せた。大谷は「（イチローの前で）野球教室に来た小学生がすごく張り切って、いい所を見せようという気持ちだった」と振り返った。

　６日（日本時間７日）の第３戦での先発登板が有力視されている。「勝ちたい、という気持ちにプラスして、そういう所があるんじゃないかなと思うので。まずは勝てるように、１人１人頑張りたいなと思います」と気合を入れていた。